BYODと違って、Surfaceは大学の資産ですので…

「Bring Your Own Deviceと何が違いますか?」
と、時々聞かれます。
「Corporate Owned, Personally Enabled」にした弊学の場合、当然のことながらSurfaceは大学の資産であり、学生に在学中貸与しているだけです。

そこで写真のような「借用誓約書」を年度末に再提出(更新)しています。
当たり前ですが、故意に壊さないようにしましょう、何かあったときは個人で弁償することになります、などの内容が含まれています。

Surfaceは堅牢ですので、基本的に破損が少ないのですが、やはり自転車で通学途中に落ちてしまった…などのケースもあります…。
学生たちも入学後、早いうちに、個人でケースを買ったり、自分で作ったりして、「自分のツール」として愛着を持ち、他の人との差別化を図るとともに、安全も意識しているようです。
なんせ1学年550台もあるのですから…

来年度は………っと、オフィシャルに言えるのは来年度の入学式の時ですね。
4月4日までお待ちください^^
来年度で、1年生から4年生まで、全員がなにがしかの端末を持つ、「完成年度」にあたります。
大学が、授業が、学生が、どのように変わっていったのかを、ブログ、論文などでまとめていきたいと思います。

デジタルサイネージでアイディアソン!

3年次配当の「社会と情報」は、「ICTに強い教員養成」を目指して開講されている専門科目です。
毎年、受講生がそれほど多くないということもあり、「少し先の未来」を目指して、少しトライアル的な内容を盛り込んでいます。

今年は、プログラミングアイディアソン
前半のプログラミングについては、プログラミン、Ozobot、GLICODE、Viscuit、Scratchなどさまざま試してみました。
教員を目指す学生たちも、企業を目指す学生たちも、やはりそれぞれに「必要性」は感じたようで、まずは楽しみ、そして、その後に「子どもたちに学ばせるには」という観点でグループワークを行いました。
こちらも併せてお読みください。「プログラミング体験~Viscuit~」

後半のアイディアソンは、まずは、機械学習、IoT、ドローン、VR、デジタルペット、デジタルサイネージなど、少しずつ身近になってきているテクノロジについてグループワーク。
その後、学生の投票によって「デジタルサイネージ」をアイディアソンの対象としました。

「デジタルサイネージ」で生活はどのように変わるだろう?
学生なりにいろいろ考え、調べ、そのうちに「アイディアがすでに実現されてるやん………」ということに気づき………

今回は、以下の4つです。
1)においの出るデジタルサイネージ
説明、いらないですよね?
たこ焼き、ウナギ、せんべいなど匂いのでるものは実演することが多く…
今回、たこ焼きソースを実際にもってきての大熱演(笑
夕方遅くの授業だったこともあり、おなかがグーグー。
ただ、どうやってにおいを出すかがポイントになりました。

 

2)地元密着型のスタンプラリー
大学の周りには、奈良らしく古墳がたくさんあります。
それらや地域のお店を回るスタンプラリー。
通るだけでスマートフォンと連動してポイントがたまるようです^^

 

 

3)スクリーン型冷蔵庫
レシート撮影で在庫管理ができたり、開閉連絡がスマホにとどいたり…。
子どもが帰ってきたら、自動的に「ここにおやつがあるよ」という動画が流れたり…。
冷蔵庫は最近もっともこうしたテクノロジが組み込まれやすいものですが、
その中でオリジナリティを作り出そうと頑張りました。

 

4)お店で家にあるものとの組み合わせできるミラー
お店にあるもののチェックができるのは当たり前。
家にあるものとの組み合わせを見たい、というとてもありそうなニーズ。
また、なかなか着替えることのできない人たちへの配慮もされていて、このあたりはさすが教育学部の学生です!

 

もちろん、すでに現実に商品化されているものもありますし、今回は授業の中ですので、審査はなく、みんなで「参加賞」をいただきました^^

来年、4年生になったら、どの学生も「卒業研究」をすることになります。もちろん、文献研究、質問紙調査、フィールドワーク、作品制作など様々なタイプがありますが、今回の授業で得たことを少しでも活かしてほしいですね~。

なお、3年目になったSurface Pro2。まだまだ現役で頑張っています!

ラーメンとガジェットが好きな院生たちの口頭試問が終わりました☆彡


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畿央大学大学院教育学研究科はまだできて3年目です。よって、修士論文口頭試問はまだ2回目となります。

今年は弊研究室から2本の修士論文が提出されました。二人とも、大学院に来るまでのバックグラウンドも、志望理由も、現在の状況も、修了後の進路も全くことなります。しいて言えば、「ラーメンとガジェットが好き」という共通点でしょうか。

しかし、ふたを開けてみれば、両者の論文、「入り口も経路も違えども、出てきた先は案外似ていたなぁ~」というのが正直な感想です。もちろん、指導教員が当方だから、という理由も、研究領域がHOTな話題だからというのもあるのでしょう。

さて、口頭試問で指摘いただいたところを修正し、3月中旬の卒業式後に公開されます。要旨は、弊学研究紀要に掲載され、本文は弊学の図書館に収蔵されます。
また、ご興味のある方はそのころにエントリーいたしますので、ご高覧のほど、よろしくお願いいたします。

チームビルディングの模擬HRから、ICT活用とデータサイエンスへ

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「教育方法・技術論(中等)」(2年生配当)からの一コマ。中学校・高等学校の英語、養護教諭の教員免許を取得予定の学生が履修しているため、内容領域に関した模擬授業ができません…。
そこで、「ホームルームの時間」を模擬授業することにしました。

今回取り組んだのは、「新聞文字探し」。たとえば「しゅうがくりょこう」というお題が出たら、新聞のその面に、「し」「ゅ」「う」「が」「く」…の文字があるかをできるだけ早く見つけるゲームです。このゲームそのものはシンプルなので、小学校などでもされている方も多いかと思います。写真の通り、学生もとても楽しんでいました!

半年のまとめとなる15回目の授業では、他者からの評価シートを読み、各自の模擬授業を振り返る時間です。「指示がわかりにくかった」「時間の読みが甘かった」という、授業の中身に対する反省もあるでしょうが、「こうすれば、もっと多くの人が楽しめた」「こういう教科活動につなげることもできるのでは?」という大局的な見方ができるようになってほしいと考えています。

新聞の文字が見にくい人にはどうすればいいかな?
家から出にくい人や、休んだ人も楽しめるようにする工夫はないかな?
せっかく、Surfaceを貸与している学年ですので、できるかできないかはともかくとして、「ICTが何かの助けになるかも」という視点もほしいところ。

ひらがなのどの文字がたくさん使われているだろう?
それはなんでだろう?
この辺りは「国語」にも「情報」にも使えそうな、データサイエンスの話にもっていけるかな?

…と、すでに提出も終わった時点でのエントリーです。
この学生たちの何人かが、2か月後にゼミに入ってくるので、その時にまた考えてみたいと思います!

技術の進歩で楽になった「映像録画→配信」

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自分で自分の姿を見ることが好きな人は早々いませんよね…
かくいう私もあまり好きではありません。
ですが、いや、だからこそ、自分の模擬授業の姿は見るべきなのです。
それは、学習者が見ている、聞いている、姿なのですから…

というポリシーの元、過去、模擬授業の映像はできるだけ本人にフィードバックしてきました。
こちら、母校大阪大学での教職の授業「教育方法論」を20年近く担当してきましたが、かなり早いうちから「模擬授業の録画→最終授業時に振り返り」という流れを作っています。
人数が多いので、5人前後で1グループ、そしてグループでの模擬授業です。

20年近く前はまだ「ビデオテープ」の時代です。
模擬授業4週分の「ビデオテープ」を、4教室に分けて、それぞれの教室に分かれて映像を視聴しました。
教室のビデオデッキの故障で、テープが回らず、抜けなく、なかで絡まって、見れなくなってしまったこともありました…。
さすがにVHSからですが、VHS-C→Hi8と少しずつ小型化しました。

次に「デジタルビデオテープ」になりました。画質は格段に良くなったものの、やはり4教室に分かれて、教室の大画面で視聴しました。

さて、次の大きな変革はやはり「データ」として残しておくことができるようになったここ数年の出来事です。
最終授業までにせっせとPCでデジタル化し、4台のノートPCを大学から借り、1教室4か所にセッティング。
その後、映像データをノートPCに写して、あとは学生が順々に視聴しました。
まだ、学生に聞いてみても50人ぐらいの授業で、ノートPCを持ってこれる学生は数名しかおらず、公平性を保つためにも大学からのPCを準備していました。
4教室に分かれることがなくなったので、準備が大変なものの、手間がだいぶん省けるようになりました。

なお、そのころ本務校ではカメラの映像をすぐさまデジタル化する、F社の講義収録動画コンテンツ作成システムがあり、この辺は楽でしたね…。

そして、一昨年度あたりから急に学生のノートPC保持率が高くなり、各班に1台は用意できるようになりました。各グループにデータを渡すのに少し時間がかかりますが、各グループで好きなタイミングで何回も振り返りながら視聴できるようになりました。

このあたりの技術の進歩も目覚ましく、来年度あたりにはおそらくクラウド環境にデータをアップロードし、学生が自由にダウンロードできるように…………

IMG_8797…という思いもあったのですが、よい区切りでもあるので、今年度で退職することにしました。

ほぼ、10年前、博士論文の1章分となった、「SNSによる協調的な一斉授業」(一斉授業のツッコミをSNSで行い、教室の大画面で共有)や、「SNSによる授業時間外の雑談コミュニケーション」(一週間に一度の授業でも、SNSを使って学生同士、教員と学生でコミュニケーションすると楽しいよね?)等、今でいうtwitterのような発想で授業をしていたのも、よい思い出です。

受講生のみなさん、ありがとうございました!
学生、大学院生、助手、助教、そして非常勤講師と長い間かかわらせていただきましたが、これからは、一卒業生として見守っていきたいと思います。

学生の自主的な活動でも、Surface+電子黒板

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ここは廊下の一角です。黒板、教卓、机、椅子が並ぶいわゆる「模擬教室」です。
ここに電子黒板が設置されて5年は経ちます。ようやく、本当にようやく学生が自主的に使いだしたようです。それも、Surfaceを接続して…。

Surface貸与1年目の学生は、現在3年生。
20170121昨夏には教育実習にも行きました。そろそろ、「自分の授業」について試行錯誤する時期です。

写真は、授業中ではなく、学生の自主的に授業の練習をしているところです。学年末は、多くの授業で「模擬授業」が課されますので、こうした風景をよく見かけます。本格的な練習だと、もっと「児童役」の学生が座ったり、また後ろでビデオカメラが回っていたりします^^

Surfaceを貸与しているので、このように「教師役が提示する」タブレット端末というだけではなく、児童側も1人1台のタブレット端末を持っている前提の授業も「可能」になりました。
当方が担当している「教育方法技術論」では、授業の一環として、児童側もタブレット端末を持っている設定の模擬授業は行いますが、学生が自発的にそうした授業設計をしだすのか、楽しみにしたいと思います!

ドローンを使った卒業制作作品が学内公開されました!

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3年前より、卒業「論文」ではなく、卒業「研究」となり、論文という形式だけではなく、制作や実技でも「研究」として認められるようになりました。
しかし、実はこれ、「つくりあげる」ということがどれだけ大変か、身をもってわかるわけで…

今年度、弊ゼミの学生が、映像制作を卒業研究として提出しました。
3年前にピアノ演奏で卒業した学生以来、二人目となります。

今日はその学内公開日。
500人は入る、弊学の冬木記念ホールで「大、上、映、会、」です!
ゼミの同級生も後輩もホールの一番前を陣取って、応援しています☆彡

さて、作品は現在まだ審査中ですので、まだここではご紹介できませんが、来月中旬以降にはYou Tubeで公開できる見込みです!今しばらくお待ちください。

口頭試問はスケッチブックプレゼンテーションで

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卒業論文は提出されたと思ったら、すぐ口頭試問。
各人が5分の持ち時間で、自分の卒業論文について説明をします。

今の4年生は、Surface貸与直前の学年です。
オトナの事情的なものはさくっと省きますが、要はこの学年はコンピュータなどを使わないでプレゼンテーションをしなければなりません。

スライド資料のように文字だけを連ねているものもありますが、こうして各学生の思いが詰まっているものを見るのはうれしいものです^^

来年からはSurfaceも利用してのプレゼンテーションが行われるでしょうが、それぞれの思いをどのように詰めていくのか、今から楽しみです^^

なお、左はタイトル通りの卒業論文、右は「Pokemon GO」に関する卒業論文でした!

2年生勧誘用VTRを3年生が作ってくれました

IMG_8669 (1)弊学教育学部では3年生よりゼミに配属されます。
学生は200人、教員は30人。そして、1教員あたり最大10人。
学生は希望するゼミを第8希望まで記入し、ある順番に従って、決まっていきます。

昨日は2年生に向けて、ゼミ紹介をしました。
多くの先生は、ゼミでのテーマや進め方を説明したり、ご自身の研究テーマを説明されたり…

当方からは、写真のような、楽しいゼミをアピールするとともに、1期生~昨春卒業した全員の卒業当時の進路を紹介し、「一般就職に強いゼミ」をアピールしました!
そして、昨年に引き続き、3年生が勧誘用ビデオを作ってくれました。ぜひ、皆さまもご覧ください^^

修士論文2本、卒業論文9本提出されました!

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修士論文2本、卒業論文9本が提出されました!
1期生から昨春卒業した7期生まで54人分の卒業論文は見てきましたが、修士論文は初めて。
ボリュームも質も格段に違いますので、指導する側もレベルアップしたようです^^

まだ審査前ですので詳細は省きますが、おおよそのテーマは以下の通りです。(順不同)

修士論文

  • タブレット端末貸与による学習環境の変化
  • 新しい技術による生涯学習支援

卒業論文

  • ポケモンGOと地域の活性化
  • 放課後ディサービスでの指導
  • ドローンを活用した映像制作
  • 大学での手話講座
  • デジタルペットと生活の変化
  • セクシャルマイノリティと小学校での配慮
  • SNSとネット友達
  • 小学校におけるプログラミング教育
  • 人工知能「りんな」とのコミュニケーション

ICT、教育、特別支援を中心にそれぞれの興味・関心のある領域と繋がる感じでしょうか。

さて、弊ゼミの場合、原則としてテーマは各自で考えます。卒業論文を例にあげると、まず、イメージマップテストを用い、それぞれのアイディアを発出します。その後、当方がSNS等を使って情報をそっと流したり、近場でよさそうなイベントがあったら声をかけたり、論文を紹介したり…。また、学生自身もフィールドワークや質問紙調査などの場合は、事前にお願いにあがったり…。

そうこうしているうちに教員採用試験や就職活動が始まり、いったん卒業論文は「寝せて」おくことになります。この期間が人によって有効に作用する場合も、もしくはいろいろなことがあり、別のテーマになる場合もあります。4年の秋になると、そろそろ…あれ?締め切り近いんじゃ!?と学生も慌てふためきだすのが例年繰り返されています…苦笑

提出してもまだ終わりではありません。この後、口頭試問(卒業論文30分、修士論文60分)があり、指摘があったところについては訂正後、再提出。
授業の単位もそろっていれば無事卒業、となります^^)/

多くの学生は、就学期間を終え、社会に出ることになります。
普段、「報告・連絡・相談」と口うるさい当方が、卒業予定者に向けてはますます口うるさくなるのもこの時期の恒例です…苦笑

さて、卒業式まであと2か月ほど。こちらも体調整えて頑張ります!