情報教育・ICT活用・情報科教育」カテゴリーアーカイブ

NHK for School × タブレット端末研修 ~主体的・対話的で深い学びの実現のために~

タブレット端末を、NHK for School(学校放送番組、いわゆる教育用テレビジョンのWebサイト)でどのように活用するか、という研修をさせていただきました。

2年生配当の「教育方法・技術論」の授業でも、学校放送番組の歴史やNHK for Schoolの活用などはしていますが、今回は現職の先生方と一緒です。

今回、お声かけいただいた自治体では、すでにタブレット端末は導入、活用されておられますが、今回は特に次期学習指導要領のキーワードでもある「主体的・対話的で深い学び」のなかで、どのように活用していくかがメインテーマです。

いろいろな校種、学年の先生方が集まられるということですので、研修も「主体的」に、ご自身で活用する番組を選んでいただき、グループを作っていただきました^^

学校放送番組と言えば、戦後の教育一新のために導入された教育メディアです。当初は、記録媒体がなかったため、「生放送・番組全部・シリーズ全部」を見ることが中心でした。

しかし、ビデオデッキの普及とともに、録画ができるようになったため、先生が事前に視聴し、自分の授業のどこで、どのような映像を使いたいのか、という授業設計の考え方も産まれてきました。このあたり、授業のポイントでもあります。

NHK for Schoolでは、指導案や教材が提供されているため、授業での活用をイメージしやすくなっています。このあたり、学生も活用しているようですね^^

そして、デジタル化されたことにより、番組の横断検索ができるようになったのも非常に有用です。たとえば、「金魚」で検索すると、理科番組はもちろんのこと、金魚の養殖で有名な奈良県大和郡山市の社会科の番組も検索されます。

タブレット端末での活用は、上記に加え、タブレット端末のアプリも利用することにより、情報検索、グループワーク、情報発信が簡単にできるようになりました!という内容でした。というようなことを、講義形式ではなく、先生方自身が体験しながら学んでいただくスタイルとさせていただきました。

今回お邪魔したところの「花」はひまわりだそうで、打ち合わせの時にいただいたケーキセットです。ふと気になって調べたら、ひまわりを市町村の花に指定しているのは全国で44箇所もありました!

Surfaceで、まずはプログラミング(Scratch)を楽しもう。

2020年から始まる小学校での「プログラミング教育」

弊学の学生の多くは小学校の教員になります。そして、この2年生たちはまさに2020年に新任教員として教壇にたつことになります。

というわけで、先週は「GLICODE®(グリコード)」を楽しみましたが、今週はScratchです。

最初は正直、「え~、プログラミング~~(むずかしそう)」という感じでしたが、いざやってみると「ここ、こうしたいんだけど…」「いや、違う。こうじゃなくって、こう」…と言いながら、学生たちはほかにもレポートや課題などがあるだろうに、しっかりはまっていました^^

ただ、まだ2年生前期。教科の内容、教え方などもこれから、という段階ですので、まだこれでよいのかと思いますが、3年生では教科内容と関連付けさせ、4年生になるころには、指導案を作り、模擬授業できるところまでにはなってほしいですね。

教員養成系大学として、3年後にはしっかり「プログラミング教育のできる小学校教員」を輩出したいと思います!

参照:グリコのお菓子で、美味しく学ぼうプログラミング~グリコードを200人で体験~

10歳になった「日本情報科教育学会」

 第10回日本情報科教育学会が大阪芸術大学で開催されました。といっても、校務がかさなり、参加したのは前日の準備と当日午前の受付と懇親会のみ…。地元開催なのに申し訳ありません。

会場はこのようにいたるところがアーティスティック。写真には撮りませんでしたが、いわゆる風景画の練習をしている学生もいました。まぁ、教員養成系の弊学でいうと、「模擬授業の練習をしている」というところでしょうか。他大学の方が見学に来られると、興味深そうにごらんになっておられますので。

さて、日本情報科教育学会は、文字通り「情報科」を中心とする学会です。最近、いろいろな方に名前に「情報」がつく学会の説明を求められることが多いのですが、この学会は、「高校普通教科『情報』を中心に、中等教育と高等教育の接続性も踏まえた情報教育分野を研究対象とした」学会です。

高校普通教科「情報」は、1999年(平成11年)に改訂された(戦後7回目)学習指導要領により設置されることとなり、実際には2003年(平成15年)から実施されたケースが多いと考えられます(学年進行のため一概には決められません)。

当方もいろいろな講演や研修、LTの「つかみ」にすることが多いのですが、2003年(平成15年)に高校1年生(15~16歳)だった人は、2017年(平成29年)には……29歳~30歳になっているのです。すなわち、今の30歳未満の人は、高校で「情報科」があった(はず)なのです。もちろん、高校に行っておられない人も、専門科だったので普通教科「情報」でなかった人もいらっしゃると思いますが。

当時の「情報化」の波にのり(おされ?)、新設された高校「情報」。教科書、教員養成、各教科との関係性、先行した中学校「技術・家庭科」との接続性、大学入試センター試験などの課題があります。当方もさまざまな立場から関わってきました。

そんな高校普通教科「情報」をターゲットとした、日本情報科教育学会も全国大会10回目となりました。大阪市内のシティホテルで開催された懇親会では、過去10回を振り返る企画も、当方主催でさせていただきました。

  1. 滋賀大学
  2. 九州工業大学
  3. 日本大学
  4. 畿央大学
  5. 信州大学
  6. 東海大学
  7. 千歳科学技術大学
  8. 山口大学
  9. 刈谷市産業振興センター

と回を重ねてきました。

その年の3月に発災した「東日本大震災」で被災した茨城大学の代わりに、第4回大会は、畿央大学で10月に行われました。当時の公式サイトはすでに閉鎖していますが、恥ずかしながら昔のブログが残っていましたので…

日本情報科教育学会第4回全国大会(初日)

日本情報科教育学会第4回全国大会終了しました(第2報)

前職時代から、さまざまな学会の実行委員は努めていましたが、自分が実行委員長になるのは初めて。「代わりにやる!」と決心してから数か月。多くの方や卒業生、当時の学生たちに助けられながら、終えることができました。

また、この準備期間中に、奈良でも台風による土砂災害がおこったのも、なにか自然の力を思い知り、かつ、私たちが情報や技術でもっとできることがあるのではないかと思うきっかけにもなりました。

…というわけで、日本情報科教育学会も10歳となりました。次の10年では、小学校でのプログラミング教育が始まり、そして、支援技術(Assisted Technology)人工知能(Artificial Intelligence)もより身近になるでしょう。これからも、大学の教員養成という立場から、「情報に強い小学校教員」を輩出できるよう、頑張る所存です!

グリコのお菓子で、美味しく学ぼうプログラミング~グリコードを200人で体験~

  

本日の「教育方法・技術論」(2年生配当)はプログラミング。
前回の授業で、「小麦や卵にアレルギーのある人は申し出てください」と言っていたので、学生も「あれ?なんか、違う??」と思っていたのではないでしょうか。

いつも通り、早めに教室に到着し、教卓にポッキーやビスコの箱を大量に並べたとたん、学生からは笑顔がこぼれます^^

総務省の「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」で採択された、(株)江崎グリコさんお菓子で学習できる無料アプリのプログラミング教材「GLICODE(R)」です。

昨年夏のリリース以来、当方もいろいろなイベントやゼミ、少人数の授業でやってきました。昨年11月11日のポッキー&プリッツの日に、大阪道頓堀のグリコサインの見えるところで、シアトル→成田→羽田経由で、グリコードをするイベントに参加したのはもう半年以上前なのですね~。
参照リンク:ポッキーの日に、ポッキーを使って、プログラミング∥

また、この時のイベントで話し合ったことなどをリライトし、ネットメディアに掲載していただきました。
参照リンク:“ポッキー”でLOOPやIF関数を学ぶ、「GLICODE」の授業展開

今回は、授業の一環として、5人×20グループ×2クラス、合計200人規模で行いました。アレルギー面、衛生面についてはもちろん説明し、「強制参加」のないようにしました。

また、キッチンペーパー、ウェットティッシュなども用意し、また、手を洗いたい人はいつでも洗いに行ってよいことも宣言しました。

さて、グリコード、現在はiOS版とAndroid版しかリリースされていないので、せっかくのSurfaceは使えなかったのですが、学生のこの表情^^
真剣な目をして取り組んでいました!

…とはいえ、楽しむだけでは、教育方法の授業にはならないので、

  1. アレルギー、衛生面以外で学校教育で利用する上での問題点
  2. 何年生のなんの教科で使えるか?
  3. 就学前の子どもも学べるか?(幼稚園免許取得予定の学生も多いので)
  4. 家庭で学ぶ時に気を付けることはなにか?
  5. このアプリで身につく力は何か?

について、体験後に議論しました。

今の2年生がそのまま大学を卒業し、教員採用試験に合格したとするならば、教壇に立つのは2020年。ちょうど、プログラミング教育が小学校で導入される時期です。そのころにどのようなプログラミング環境があり、実際の学校でどのようなことができるのか、これだけ進歩の速い分野でなかなか予想がつきにくいところではあります。しかし、大学時代で学んだこと、考えたこと、話し合ったことを思い出し、その時の状況に合わせて、授業を組み立てられる、そんな教師になってほしいと思っています。

なお、今回必要なポッキー、ビスコなどのお菓子類、キッチンペーパーやウェットティッシュなどの消耗品は、授業の一環として、大学の経費から支弁いたしました。

グリコードそのものについても、例えばWindows版をリリースしてほしい、等の要望はあるのですが、これはまたなんらかの機会にお伝えすることができれば…と考えています。

Surface Hubを触りに130里~電子黒板として、そしてコラボレーションデバイスとして~

「コラボレーションデバイス」として位置付けられているMicrosoft Surface Hub。日本発売当初より弊学への導入を希望し、何度となく、いろいろな場所で触らせていただいているのですが、6月末まで品川の日本マイクロソフト社の2階で展示されていると伺い、お邪魔してきました!

Surface Hubのほか、Surface Book, Surface Laptop, Surface Studioも展示されていました。詳細は下記公式サイトをご覧ください。

参照リンク:Surface Pro をご紹介します。

さて、Surface Hub、今回はWhiteboardアプリを中心に、デモしていただきました。
右の写真のようにラフな線をサクサク…とひくと、なんということでしょう。自動的に「表」になりました!

また、その表の枠線も手でスライドさせたり(写真下左)、文字を書きこむと自動的に枠が広がったり(写真下右)します!

 

この機能は、適当に「〇」を書くと自動的に「円」にしてくれたり、同じく、適当に「△」を書くと自動的に「三角形」にしてくれます。また、三角形の場合は、角度を示してくれるので、直角三角形、正三角形なども、タッチして角を変えながら、自分で確かめることができます。

従前は、先生が大きなコンパスや三角定規で書いていたものが、あっというまに右手一つで書けるようになりました。もちろん、こうしたツールで書くことのできるスキルも必要ですし、簡便に書いて、浮いた時間を中身そのものに割く、という考え方も重要かと思います。

今回、対面の授業での「電子黒板」としての役割のほか、遠隔授業を想定した「コラボレーション」機能についてもデモしていただきました。

目の前のSurface Hubに書き込んでいるのは、遠隔地にいることを想定したSurfaceです。弊学の大学院は、Skype for Businessを使って、ほぼeラーニングで行っています。

現状で、教室の様子やスライド資料を配信し、遠隔地にいる大学院生からはチャットや音声などによって参加する、という形を取っていますが、議論やグループワークなどはしにくい状況にあります。

この機能を使えば、一つのテーマについて、教室にいる大学院生も、遠隔地にいる大学院生も一緒に作業しながら、議論やグループワークができるのではないかと、今、授業に使いたい欲がふつふつと湧いています☆彡

さて、小学校などを想定した場合に、Surface Hubがどのように使えるかについては、製品へのフィードバックということで、ご担当いただいた方に「こういう機能があれば便利です」と、いろいろリクエストさせていただきました。具体的な内容についてはここでは差し控えさせていただきますが、ぜひ、より使いやすいSurface Hubとそのアプリケーションを楽しみにしています!

タブレット端末で、図形と顔探し(^◇^)

小学校でデジタルカメラが普及してから、時々みかける実践ですが、校内で「図形」や「顔」(にみえるもの)を探す活動中です。

図形のお題は、「円」「正方形」「長方形」「平行四辺形」「台形」

「長方形」も視点を変えれば「平行四辺形」に見えたり、「台形」になったり…

おなじく、顔もパーツの並びによっては、「顔」に見えますよね?

 ここから算数の授業へも、図工の授業へも、もちろん「総合的な学習の時間」へも、繋げることができますね。あ、プログラミング的思考にもつなぐことができそうです!
(と、こっそりブログに書いておきます。)

グループで協力したり、共有したり、そんな姿も見ることができます^^

初年度からこの「図形と顔探し活動」も3年目。学内でも認知されてきた(?)ようです^^

 学生がタブレットをもってうろうろし、何かと撮影しているのを、学内の、とある先生が「何してるんやろね~」
と、3回生のゼミ生に話しかけたところ、
「あー、あれは、西端先生の教育方法・技術論で、タブレットで図形取ってるんやと思います~」
と、答えてくれたと、とある先生がお話ししてくださいました。

こうして「Surfaceのある大学生活」が引き継がれ、日常になるのはうれしいものですね。
昨年のブログリンクはこちらです!

参照リンク:図形と「顔」探し

中間テストは、タイピングと筆記試験(情報の科学分野)

「情報処理演習Ⅰ」の中間テストは、タイピングと筆記試験です。

「いまさらタイピング?」と言われる方もたまにいらっしゃいますが、今の学生は「デジタルネイティブ」です。そして、ほぼ当然のごとく「フリック入力」の方が慣れています。

Surfaceを貸与し、授業はもちろん、課外でも活用してほしい、と願うからこそ、タイピング入力を少なくとも「苦にしない」でほしいのです。ので、手元を見ずに打つ、タッチタイピングのテストを行っています。

もちろん、どれぐらい将来かわかりませんが、音声入力だったり、いや、入力することそのものが不要になる世界も来るでしょう。ただ、レポートや卒業論文を書くにはまだまだキーボードですし、入社して、報告書などいろいろな文書を書くのはまだ、キーボードでしょう。その時に、少なくとも入力部分に努力しなくてよいようになっていれば…と思うのです。

当方が、弊学にきて10年になり、情報処理演習を担当して7年ぐらいになるでしょうか。そのころから、タイピングテストは同じ思いでやってきています。当初は、いわゆるデスクトップ機のキーボードですので、キーボードそのものを段ボールで隠したりしていました。

今は、Surfaceの本体とタッチタイプカバーの間に、こうして紙をはさめば大丈夫b
最初は「そんなん、できひーん(できないー)」と言っていた学生も、テスト当日にはなんとかできるようになっていました。それも、隙間時間に食堂で練習したり、持ち帰って自宅で練習したりできるから、でしょうか。

さて、期末は、ハードルをあげてのタイピングテストです。さらに腕を上げてくれればうれしいな☆彡

なお、筆記試験は、いわゆる「情報の科学」分野の、ごりごり筆記試験です^^

「タブレット先生」に(まずは)なってみよう!

 2年生配当の「教育方法・技術論」では、貸与しているSurfaceを、市町村が小学校に貸与しているタブレットに模し、もし授業で使うなら~ということで、Windowsアプリを使った授業(ただし、授業時間の都合で10分程度)を考えてみました。

もちろん、「教育には目的があり、その目的のために方法を選ばなければならない」ということは、学生たちや当方も理解していますが、どんなものがあるのか、なにができるのか・できないのか、という情報を収集することも、方法を選ぶ上では知っておきたいことと考えています。

約100人の授業を出席番号で縦割り(今回は20番ごとに1グループ)にしたので、同じ教育学部とはいえ、コースがちがったり、出席番号が遠かったりするとクラスも違うので、多くの場合は「顔は知ってるけど…」という程度の知り合いでグループになります。

…とはいえ、「先生」になりたい学生たち。班の記号として順番にA班、B班、C班…を割り振り、その「アルファベットから始まる英単語で班の名前を付けよう」という簡単なアイスブレイクの後は、この笑顔^^ 順番に、先生役をし、残りの学生は児童役で、「タブレット先生」になってみました。

 この学生たちが教員になるのは3年後。ちょうど2020年です。政府の施策によると、2020年にはすべての小中学校で、一人1台のタブレット端末が使えるようになる計画です。その時に、実際の授業でどのような使い方になるのか、今は研究者、市町村の教育委員会、企業、そして先生方などが、それぞれの立場で模索している段階です。

これから学生たちは各教科の指導法を学び、教育実習に行き、教職実践演習でさらに「教え方」を学びます。教科の中で必要に応じて、さまざまな教育方法を選択することをさらに実感できるでしょう。また、この数年で、学校のICT環境も変わり、子どもたちを取り巻く環境もあっという間に変わるでしょう。

その時に、「使ったことないからよくわからない」ではなく、「そういえば学生時代に(なんか)やったけれども、今、どうなっているんだろう?」ぐらいに思い出してもらえれば、と思う次第です。

 

自分自身の端末を持ち寄るBYODの授業を見学させていただきました!

 畿央大学でSurfaceを貸し出し(大学で購入し、入学から卒業まで)始めてから4年になります。今年はすべての学生が、1人1Surfaceです。

1学年550人ですから単純計算2200台以上のSurfaceが学内にある計算です。また、我々教員の業務用PCもSurfaceですから、2300~2400台ぐらいはあるでしょうか。これらは、COPE(Cooperate Owned Personally Enabled)、すなわち「組織のものだけれども個人的に使っていいよ」というものです。

4年間使うものですから、学生は大切に取り扱い、4年生ともなると、角が擦れたり、キックスタンドがちょっと微妙にまがっていたりするものの、自分のツールとしてサクサク使いこなしている様子を見ることができます。

さて、今日はBYOD(Bring Your Own Device)すなわち「自分の端末を持ってきてね」方式の大学の「情報処理演習」の授業を見学させていただきました。

いわゆる「普通教室」に、学生たちが端末を広げるのは、弊学と同じ風景。ただし、端末はいわゆるWindows系のノートパソコンやタブレット(含むSurface)、iOS系のノートパソコンでした。生協のおすすめモデルもあります。

お伺いすれば、入学前に「こういうものを用意してください」というスペック表を渡されていて、パソコンを買いなれていない保護者さんや本人であっても、それをもって、家電屋さんに聞けば選んでもらえるようにしている、とのことでした。

また、操作に関する授業資料は、OSごとに作っておられました。今回はPowerPointでのグループ内プレゼンでしたので、操作に関する講義そのものはすくなかったのですが、やはりOSごとに用意されるとなると大変だろうなぁ…と思った次第です。

当の学生たちは、当たり前ですが、どの機種でもプレゼンテーションを楽しんでいました。ネットから拾ってきた画像ではなく、自分で作りながら撮影したらしい画像が並んでいたのは、個人的には好ましかったです!

さて、BYODとCOPEとどっちが良いか?と聞かれると、目的によると答えます。

例えば、工場出荷状態からの復帰作業のような、大学が貸与している端末だからこそできる授業内容や、授業資料は1種類だけでよいのは、COPEならではといえるでしょう。一方、真の「自分自身の端末」としてOSや機種から選べるのは、BYODならではといえるでしょう。

また、弊学教育学部の専門科目では、小中学校でのタブレット利用を想定し、模擬授業において、教師用タブレットと児童・生徒用タブレットとして、Surfaceを使っています。近い将来、市町村で用意されるタブレットがWindowsかどうかはわかりませんが、「統一された環境」という意味では、COPEの方が環境を模しやすい、といえるでしょう。

初等教育はもちろんのこと、大学をはじめとする高等教育機関においても、個人でPC環境を用意するようになったのは、ここ数年のことです。今までの「コンピュータ教室」は、共用で使うがために、デスクトップなどにファイルを残さない、環境設定をリセットするなどの処理が必要となり、非常に使い勝手が悪くなってしまっていたのは、みなさんご存知だと思います。

個人でPC環境を持てるのは、そうした「使いにくさ」からの解放ではありますが、誰が、何を、どのように、何のために、ということをはっきりしなければならないということをはっきりさせるというよい機会なのかもしれません。

…というわけで、Surface4年目です。どの学年でどのように使うのか、このブログで、いろいろなシーンをご報告してきました。COPEについては、教員として立場はもとより、学生や職員さんと話をする中で、ある程度理解できてきたように思います。一方、BYODについては、想像はできるものの、まだ現場を見たりないように思います。

今年度も、さまざまな校種で、さまざまな使い方を拝見させていただきたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

「情報学教育フォーラム」でバズセッション…(ただし時間切れ)


月曜日~木曜日は東京でde:code参加&小学校見学。そして奈良に戻ってからの会議とオフィシャル懇親会。金曜日は授業後に京都でLT。土曜日はMTGのため東京日帰り。そして、日曜日は滋賀大学にて、「情報学フォーラム」で登壇させていただきました。

「innovative」というお題を代表の松原先生より頂戴しましたので、「イノベーター理論」(ロジャース,1962)より「アーリーアダプター」という言葉を枕に、お話しさせていただきました。現場の先生方、実践研究をされている方、学生諸君など早々にお申込みいただいた100名の方で、会場の熱気はすでに上昇中↑↑↑

歴々の先生方の、これからの情報教育に関する話をたくさん聞かれて、参加者のみなさんも言いたいこと、聞きたいこと、考えたいことがたくさんあるだろうと、当方が一方的にトークするだけではなく、「バズセッション」を取り入れてみました。論点は以下の2つです。

  1. 自分が学んでいないことを他人に教えることができるか。
  2. 「アーリーアダプター」になるには

参加者の皆さんからは、「実際やらないといけないんだから…」という生の声や、「とにかくやってみる」というファイトなどをうかがうことができました。大学の授業さながら、ふとマイクを渡してバズで何を話したかをお話ししていただく、という無茶ぶりをいたしましたが、答えていただいてうれしい限りです。全体的に押していたこともあり、全体での討論までにはいたらなかったことは残念でした…。今後の課題とさせていただきます。

今回は時間と会場の都合上で、近くにお座りになった方とグループになっていただきましたが、ワークショップなどでは、立場の違う人(教員、研究者、学生)などでグループになっていただいてもよかったですね~。次回、当方が主催するようなことがあれば、こちらもぜひ考えてみたいと思います!