月別アーカイブ: 2016年9月

美術科×情報科 in 情報チューズディ

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久しぶりの「情報チューズディ」です。
主に奈良県下の高校「情報科」の先生方と一緒に、情報科教育やICT教育などについて、情報交換を行う会です。
畿央大学現代教育研究所での共同研究プロジェクトの1つです。

今回は、奈良県立奈良高校さんをお借りし、Adobe社のCreative CloudにあるPhotoshopを美術科の授業で活用し、ポスターを制作した実践事例についてお話を伺いました。
オリジナルの内容はもちろん、また名画をオマージュして、現代風にしたものなどもありました。
もちろん、外に出す作品ではなく、授業の中だけで使う、ということで、美術科の先生のご指導の下制作されたものです。
情報科としては、そこで著作権の話を盛り込めるといいですね!という話になりました。

残念ながら生徒さんの作品の写真は、それこそ著作権の問題で撮れていませんが、個人的にはフェルメールの「牛乳を注ぐ女」をモチーフにし、「ながらスマホをしないように」という啓発ポスター「牛乳を注ぎすぎた女」が面白かったです。内容はお察しください。
また、ロゴ風のイラストを制作した作品もあり、実際に奈良高校の図書館の「アイコン」にしようか、という動きもあるようです。

当方も、弊学の図工科の教員と共同研究をしていますが、「何かを表現する、発信する」という点では、美術科も情報科も同じですから、非常に親和性があると、改めて感じました。

なお、右の写真は奈良高校のコンピュータ教室の机です。
ふたを開けると、中からノートPCが!
思わず、「チャンチャカチャーン♪」とサンダーバードの発進時のテーマソングを口ずさんでいたのはここだけの秘密です(笑)

eラーニング大学院の修士論文中間発表会

20180925今日は、土曜日の午後を利用し、教育学研究科修士論文中間発表会でした。
今年修士論文を執筆予定の3人の院生が発表しました。

弊学大学院は、平日夕方および土曜日に授業が開講されます。
また、Skype for Businessを利用し、授業の多くを配信しているので、自宅や勤務先からでも受講できます。
よって、在籍している院生6人のうち4人は社会人。また、そのうちの一人は東京在住。

院生と指導教員は、それぞれ対面や、それこそSkypeを使った遠隔で大学院のゼミをしていますが、授業履修生以外の院生とは初対面。また、院生同士も遠隔では見かけるものの初対面というケースもあり…。

img_7038-1というわけで、対面でメンバーがそろうのは年に数日。
中間発表会後は、全員で「合同反省会」
←水ナスたっぷりのサラダがおいしかったです^^

eラーニング大学院は、どうしても孤独になりがちですので、こういうときにみんなで盛り上がり、モチベーションをアップさせることは大切ですよね!

今度、みんなで会うのは、1月下旬に行われる修士論文の口頭試問!
あと4か月。それぞれの仕事をしながら、それぞれの場所で頑張りましょう^^

初めての特殊教育学会 in 新潟朱鷺メッセ

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初めて、特殊教育学会全国大会に参加しました。
まず会場の広さにびっくり!
連休ということもあり、全国から多くの特別支援学校の先生方が集まっておられるようでした。

次に、「自主シンポ」の多さにびっくり!
会員の方々が、各自のテーマに沿って、様々な議論をシンポジウム形式で行うものでした。
会場で迷子になったり、うっかりうろうろしていたりすると、「満員御礼・入室ご遠慮ください」の札が立てられ……orz
そういう意味では、いわゆる企業さんのカンファレンスに近いのかもしれません。

もちろん、ICT関連のものを中心に聴講したのですが、地域連携、学力問題など様々な話題も勉強になりました。特に、今回、為川先生(東北大学)にお声かけいただき、全国の多くのICT関連の研究をされている先生方にご紹介いただきました。ありがとうございました!

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そして、学会そのものが、誰にでも参加しやすくなっていることにも気づきました。

左は「アクセシビリティ支援室」
事前に申請が必要、とのことでしたが、学会参加にあたって必要な支援を行うところです。例えば、手話通訳さんがいらっしゃったり、介助をしてくださる方を手配したり…だそうです。
また、スライド資料も見やすいものが多く、また、手話でお話しされている方も多くいらっしゃいました。

右は、開催期間中のお昼はこちら。地元の福祉施設で作られているとのこと。
入所者さんが一生懸命作られた愛おしいパンたちを、真心とともにいただき、(気分は)おなか一杯になりました^^

201609181 企業展示コーナーでは、本、支援グッズ、デイジー図書などが、所狭しと並んでいました。
写真は一番人の少ない3日目の午後に撮影したのですが、それまでは、「押すな、押すな」の大盛況でした。
私も、AT(Assisttive Technology)に関する本をまとめ買い♪ 読書の秋に楽しもうと思います。

 

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さて、街中で見かけた「新潟県観光循環バス」
新潟県ゆかりの漫画家さんやアニメクリエーターさんの作品が車体に描かれていて思わずパシャリ☆彡

『犬夜叉』のほかにも『パタリロ!』『ショムニ』『What’s Michael?』等の作品がずらり!見ているだけでワクワクしました^^

 

来年の全国大会は、愛知県とのこと。近場でもあるので、TMSN科研のメンバーで参加し、当方もぜひ入会の上、発表したいと思います。よろしくお願いします!

アクティブ・ラーニングと地域連携~情報コミュニケーション学会研究会 in 徳山大学

201609171情報コミュニケーション学会第20回研究会が、山口県周南市の徳山大学で開催されました。

昨年度の同時期の17回大会は、畿央大学で開催し、教育システム情報学会や奈良県情報教育研究会にも相乗りいただき、多くの方に来ていただきました。また、廣瀬一海氏(アイレット株式会社<当時>)にクラウドの教育利用について、最新のお話をご講演いただいたのも懐かしい限りです。
関連リンク:「アクティブラーニング・情報活用能力」に関する研究会を開催しました!

今回は、新進気鋭の研究者・庄司先生(徳山大学)に、赴任初年度にも関わらず、開催をお願いしました。今までいろいろな大学にお伺いしていますが、徳山大学は初めて!
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こちらは大学からの風景。やはり海を見るとホッとしますね^^(特に弊学からは海を見ることができないからかもしれませんが)
そして、海の向こうに見えるのは「九州」!!!!

さて、徳山大学さんは「アクティブ・ラーニング研究所」を立ち上げておられるほど、に力を入れておられます。当日も「『アクティブ・ラーニング(AL)』の深度を階層的に整理し(ALヒエラルキー)、測定・評価する指標(BAL:Barometer of Active Learning)を導入」されておられる様子を、実際にご講演いただき、大変勉強になりました。ともすれば、「動けばOK」「教えなければOK」的な風潮になりがちですので… > <
また、研究発表では、地元の銀行さんとの共同研究や、市議会議員さんもご発表され、地域連携されている様子がとてもよくわかりました。

今回は、前後のスケジュールで日帰りでしたが、ぜひゆっくりお邪魔し、授業も拝見させていただいところです!

「プログラミング的思考」のための模擬授業(滋賀大学大学院)

img_68664日間の滋賀大学大学院教育学研究科での集中非常勤です。この滋賀大学大学院教育学研究科には「情報教育専修」があり、弊学を卒業したMさんもいろいろ考えた末、大学院はこちらを修了しました。

さて、情報教育専修の院生さんたち、ということもあり、やはり「プログラミング的思考」に焦点をあて、さまざまなプログラミング環境に触れ、実際にプログラミング塾をされているところを見学し、最終的には指導案の作成および模擬授業を行うこととしました。

GLICODE、OZOBOTは前回のブログでも紹介しましたが、それに加え、プログラミンViscuitScratchなど。
もちろん、日ごろの授業でプログラミングは習得しているとのことですので、あっというまに慣れ、みんなでいろいろ工夫したり、チャレンジしたりしていました。また、現職の学校の先生もいらしておられ、現場ならではでの意見を聞くことができたのは、院生だけでなく当方も勉強になりました。

img_6891実際の模擬授業(とはいえ、時間の都合上15分しか取れませんでしたが)では、手続きを料理に例えたり、Ozobotの動きを実物投影機で写して全員で見ることができるようにしたり、1つのお話をいくつかのグループで担当し長いアニメーションにしたり、身近な動きを手続きに分解したり…と、さすが情報教育専修の院生さんらしい授業が行われました。

集中講義ということで、教材開発にあまり時間を割くことができませんでした。来年度は少し間をあけてみようかな、と思った次第です。なお、指導案はレポートとして提出される予定です。本人たちに、公開の可否、その際の実名公開の可否も併せて聞いています。面白そうな指導案が出てきましたら、今後の研修や研究会などでご意見頂戴しながら、ポータルサイトのようなものもできたらいいな~と考えています。

また、そもそも弊学には「集中講座」が少ないのですが、大学院でもこうして外部の先生をおよびする授業があるといいですね。私自身も、母校で様々な先生の授業を受け、その後学会活動でお世話になったり、また共同で研究をさせていただきたりもしました。若手育成という面からも考えていきたいと思います。

教員研修でGLICODEとOZOBOT

img_6829この夏は、某市の教育委員会さまからお声かけいただき、2回研修をさせていただきました。8月は特別支援に関するもの、そして、今回は人数が少なく、また担当の先生とも相談し、「プログラミング的思考」に関することとしました。

会場の環境(これは実際の小学校の環境に似ているのではありますが)も鑑み、GLICODEとOZOBOTの体験をしていただきました。

GLICODEは、「おいしいおかしを食べながら楽しく遊び、まなぶことのできる」プログラミング環境です。総務省の「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業でも採択されています。詳しくは、以下の動画をご覧ください^^

 

Ozobotは、手乗りの小さなロボットです。底面にあるセンターで色を見分けて、動きます。先月末に行った、教育システム情報学会第41回全国大会のプレカンファレンスの登壇者の一人である松林氏がいち早く注目され、紹介記事を書いておられます。

 

実際に小学校で、「プログラミング的思考」の育成を目的とした各教科での授業が始まるのは数年先でしょう。その時に、これらの環境がBESTかどうかは正直わかりません。。。。
ですが、その時のために、今は現職の教員の方、これから教員になる学生たち、そして保護者の方に、「プログラミング的思考」の大切さや楽しさをご理解いただく時期なのではないかと思います。

実際にこの夏の研修でも、多くの方(現職教員、研究者、学生、保護者、子どもたち…)に「プログラミング的思考」のお話をし、触っていただいていますが、「楽しかった」「もっとさわりたい」という感想や、「授業にどうやって導入すればよいのかわからない」「教材はどうするのか」などのご意見もいただいています。

現在(執筆時は9月22日)は、次期学習指導要領のパブリックコメントを募集している段階です。その後、学習指導要領が決まり、解説が出て、教科書が編修され、採択され………
その間に、いろいろな方とカリキュラム、指導案、よりわかりやすい教材や資料などを作っていきたいと思います。

SS(サイエンティフィックシステム)研究会でお話しさせていただきました!

fullsizerender-28とある先生から機会をいただき、SS(サイエンティフィックシステム)研究会でお話しさせていただきました。サイトにも「学会等とは『一味違う』実践的な対話の場」とありますが、企業の方、専門分野の違う研究者の方、そして、ちょうど企業インターンシップに来られていた他大学の学生さんとも交流でき、勉強になりました。

当方がお話ししたのは、もちろんSurfaceを貸与している話。Ustream配信もあるとのことで、少々早くなってしまったのは次への課題です。また、最終資料(PDF・写真はすべて割愛)は調整いたしました。ご指摘ありがとうございました。
その後の質疑応答では、「今後資金をどうするのか」「学生が卒業する時にどうするのか」などさまざまいただきました。未定の部分が多く、現状の当方ではお応えしかねるものもあり、今後もこのように情報発信していきたいと思います。

img_6806さて、後半は「パソコンを創る」というテーマでグループワーク。インターンシップに来られていた東京の大学生諸君とお話しでき、リアルな学生の声も聴くことができました。

当方のグループでは、「いつでも無線につなげることのできるパソコンがほしい」というリアルな声からいろいろ考えてみました。私は、すでにあるモデルではありますが、広告を見たらただになる、を提案してみたのですが、「そんな時間はない」とたちまち却下(苦笑)。

結局、「つながっている人によりかかる」という方式が採用されました(笑)。延長ケーブルに延長ケーブルをつなぐイメージでしょうか。近い将来は、回線の混雑などは気にしないようになるのでしょう。そんな自由な発想のインターンシップ生は、当方もよく知るT大学、A大学の学生さんでした。これからが楽しみです^^

また、グループワークでは、富士通さんのタブレットや「知恵たま」というアプリで、各グループの成果を共有しました。それぞれの進捗もわかって便利ですね。
http://www.fujitsu.com/…/education/school/learning/chietama/

SS研は、富士通さんが事務局をされておられます。富士通さんと言えば、やっぱり「FM-TOWNS」!CD-ROMドライブが搭載されたパソコンは当時画期的でした!よく車に積んで、小学校にもっていったな~と思い出しながら、富士通さんの社員さんともお話ししていましたが、「もう当時を知らない社員も多く…」。まぁ、そうかもしれませんね…。

それはさておき、今回、SS研の皆さまには、あれだけ他社製品を連呼したにも関わらず、温かく迎えていただき、ありがとうございました。また、事務局の方には非常に丁寧にアテンドいただきました。これから、学校現場にはますますタブレットの導入が進みます。これからも、メーカーも、教育委員会も、学校現場も、そして我々研究機関も、業界全体となって、次世代の子どもの教育環境をよりよいものにしていくよう、考えていきたいという気持ちを強く持った半日でした。